きょうから隣の小学校のアシスタント先生をする。8時にFBIのホールに待ち合わせなのでそれまで普段通り学校のホールでインターネット。仕事をアップロードするも、あとから気づいたらアップロードできていなかったみたいで迷惑をかけることになる。まあ、おいておいて。担当はクラス5。Mrs.Leoというベテラン系の女性の先生のクラス。児童の年齢は10・11歳くらい。フィジーでは1月から新学期が始まるので、さらに先週はサイクロンでほぼ休校だったため、今週はほぼ2週目で、先生も児童もまだ慣れていないことになる。教室に入ってぱっと見、どの児童も同じ顔に見える。それはしょうがないか。フィジーだものね。その中でも教室に入った途端にほほえみかけてきた子が何人かいて、どうも安心した。フィジーだからその笑顔はなおさら本心の笑顔だとわかる。とてもここちがいい。先生からというよりも自分からしたかったので、自己紹介をする。フィジーに来て、日本人相手にもそうだけれど、本名をそのまま知らせるのがいいとは限らない。本名はどうでもよくて、「こいつが”hako"だ」ということを認知してもらえればいいので今回の自己紹介でも「名前はhakoです」と児童に伝えた。授業スタートのあいさつではクラス全員から「Good morning, Mrs. Leo.」に続いて「Good morning, Mr. Hako.」と言われる。黒板片隅にも「Mr.Hako」の文字が常時書かれるようになり、みんなが覚えるのはこの名前で確定。
このクラスの時間割を見せてもらうも、FIXしていないようで、時間割通りに進んでいるわけではない。朝は自習、お祈り、瞑想、歌があってスタート。瞑想はほんとに10分間じっと座る。子によっては机に伏せたりしておのおの自由。歌はここフィジーの伝統曲?
♪long long long boat gently flies the sea,
長い長い長い船が優しく海に転がるよ。
merry merry merry merry life is about a dream.
回るよ回るよ回るよ回るよ。夢のような人生だ。
※いつもながら、歌詞は正確ではない
そのうち、日本で言う「蛙の歌」のように、輪唱が始まる。川ごとに順番を決めて歌い出す。最初は乱れていたけど、だんだんと整ってきて、最後はその見事さに拍手喝采。
教科書を1セット貸してもらう。みると全部フィジーの文部科学省のようなところが発行していて、白黒印刷。写真は荒くて、中にはなにがなんだかわからないものもあったり、斜めに印刷されてたり、黒の薄さが本によって違ったりする。日本では不良品扱い間違い無し。授業は日本とはかなり違うようだ。教え方も違う。算数の授業では4桁の数字の計算の導入。それぞれの桁をthousands, hundreds, tens, onesといい、それぞれがいくつあるかで合計数を算出する。「6thousands+10hundreds」という問題はつまり「6,000+1,000」となり答えは7,000。授業スタイルは、「先生が説明(ちょっと)」→「問題演習(かなり)」→「先生が採点(ほんのちょっと)」で、なので自分で考えなくてはいけない時間がほとんど。学年が始まってまだたっていないのもあるし、Mrs.Leoは結構怖い先生っぽいのでみんな質問はほとんどせずに、しかも周りにあまり聞かずに答えようとするので時間がかかってしょうがない。だから算数の時間の問題を次の時間までかかって解いている子もいるし、先生も急がせるけど取り組む問題にはI don't careのようなので結構クラス全体でやってることにばらつきがある。でもみんな英語を話せる。かなり乱れているけれどね。負けた。
学校の1日は8時に始まる。その後ずっと授業。10時半にrecess、つまり休み時間。ここで15分の休憩があり、早弁をする子もいる。学食が小学校の隅にあり、行ってみたら列を作らずに買い求める子どもでごったがえす。そんな中でペプシゴールドを購入。
昼食までの授業では英語をやって、現在形−過去形−過去分詞形の練習をしたりする。子どもたちから質問を受ける。「なんて書いてあるの?」とか「どうやって書くの?」と言われたのは筆記体だった。本当は1学年下で習っているらしいけれど、読めてもほとんどの子が書けない。机の間を回ってノートをみてみるとみんなPrinting、活字体のように楷書で書いている。なのでこの状況を昼飯前にMrs.Leoに伝えた。あと、学力にもかなりの差があるようで、できる子とできない子の違いが激しいと思うと伝えた。Mrs.Leoも認識しているが、「But No time」で対処しづらいとのこと。
昼飯は裏のカレー屋さんに行くとうしろさんがいた。うしろさんの昼飯は決まってここだ。ひとまず明日Sabeto温泉に行くことにした。
13時に戻り、午後の授業はscience。でもこの授業が聞いていたように、黒板の内容を先生が説明して(ちょっと)、黒板の内容を児童が書き写しておしまい。そして1時間半が終わる。
帰りの会をして、児童を外に並ばせて待機。その間に掃除係が教室を掃除。15時ごろに下校。教室を出るときも、「起立、気をつけ、回れ右、歩け」などの規律を守らせるところがあって、先生の威厳を感じさせる。掃除が終わるまで待機していると、「うちはロトマ島から来たんだ」と報告してくれたり、「●×@△(聞き取れない)っていう日本語の意味はなに?」とか「『静かに!』って日本語でなんていうの?」とか立て続けにみんなから質問がきた。こっちでもcrocsを履いている女の子がいて、しかも自分のとまったく同じ色。だけど、足の甲の穴に飾りをしていて、日本の10歳くらいの女の子とあまり変わらぬセンス。
放課後、うしろさんとこのステイ先に行き、ビニッを迎えに行く。きょうはこのホテルに泊まるといっていた日。ひとまず昨晩のうちに予約は取り、確保しておいた。状況をホストファザーに伝えると「わかった。でもビニッはまだschool boyだからきょうは特別だが、ほかの日だったらNoだ」と厳しいお言葉をいただく。宿題を終わらせてからスカイロッジへ。ビニッのほかにもお母さん、お姉ちゃん、うしろさんも行く。レセプションでチェックインさせようとすると「12歳の、しかもローカルのひとはドミトリーに泊まれない」というので話をするも規則だからダメだそうだ。なのでせめてプールだけと頼んだら「あなたの責任でどうぞ」というのでOKをもらう。ビニッにとってプールは人生で2回目。フィジーの学校にはプールはほぼ無く、水遊びは海や川、洪水したときの道路などだそうだ。スカイロッジのプールはおまけ程度の小ささ。でもビニッにはうれしいみたいで、持ってきたバスケットボールで遊んでみた。お姉ちゃんが「ビニッばかりずるい」というようなふりをするが15歳だし、アイスクリーム食べておとなしくなった。以前、このホテルで知り合ったニュージーランドワーホリのカップルがプールサイドに来て再会。フィジーエクスペリエンスはサイクロンの影響で予定していたアクティビティがことごとく変更になり、さらにsuvaからrakiraki(フィジーVitilevu島の北東にほんとにある地名。聞いただけで楽しくなりそう)へは一度ナンディに戻ってから遠回りで向かったそうだ。ぼくがビニッに水泳を教えたり、戯れるところを眺めていた。19時になるので一同で帰宅し、ホストファザー宅でカレーをいただく。毎週月曜・火曜・金曜はベジタリアンデイで、きょうはベジタブルカレー。セロリがいいアクセントになっている。辛くはなくって、ダルと一緒に、手でこねて食べた。この家に限らないんだろうけど、ほんとに手でこねるのと、いろんな食べ物をご飯に混ぜるのが好きな家族だなと思う。「よし!手で食べたからHakoは10ポイントだ!」とホストファザーからお褒めの言葉をいただく。何ポイント貯めたらどうなるんだろう。
21時ごろには帰宅。プールで体温を奪われたのか、かなり眠くてすぐに就寝。