3月11日(水)3日目【トロント→ラスベガス】カジノの街へ

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朝6:30起床。レセプションのひとは昨日と違って、ビジネスライクなひと。フレンドリーさには欠けるので「よく寝れた?」と聞かれたけどほんとにそんなこと聞いてるの?と疑ってしまいそうなくらい世間話しなさそうなひとだった。7:05のシャトルバスに乗ると乗客はぼく1人だった。それなのに昨晩よりも大きなバス。昨晩と同じくインド系のひとがドライバーだった。ホテルのカフェでミルクティーを買い、$10札を細かくした。昨晩はカードで支払ったため、成田で両替したカナダドルは最低でも$10札からしかなかった。案の定、バスはぼくだけ。早朝、まだ太陽の光がわずかしか無いトロントの朝をバスは走り、空港に着いた。ドライバーにチップを渡す。チップ制の国って、満足にチップを渡した瞬間に相手が笑顔になるのがおもしろい。チップが足りない、と舌打ちや怒り顔になって不快感を露わにするひとがいるけれど、それはいけません。
そういえば、チップは「gratuity」と表現するのは今回初めて知った。どこかでクレジットカードで支払った際に「TOTAL」の上に「TIP」欄が無くてこの「gratuity」があり、念のため「なにこれ?」と聞いたら「チップのこと」というのだ。
昨日と同様、USairwaysでチェックイン。通常だとスーツケースはチェックインカウンターの後ろのベルトコンベアで運ばれるけど、ここはどうみても後ろにそれは無い。すると「スーツケースは自分で持って行ってね」と。言われた道順で向かうとアメリカの表示が。トロントからのアメリカの入国審査はカナダ側にあるのだ。ここでチェックを受ける。中国人のグループが近くにいて、なにかの理由で空港職員に止められていた。でも中国のひとたちは返答できないようで英語がわからないらしい。その空港職員がぼくのところにやってきて「中国語話せるか?」と聞く。もちろん「No」と答えるが、アジア人として言語を共有できそうと思う感覚、わからないでもない。入国審査では、ここでも指紋を取られる。指の脂が足りないようで「Too dry」と言われ、そして「指を鼻に擦りつけろ」と。指紋判定されると画面には昨年撮影したぼくの顔写真が出ていた。新たにここでも顔写真を撮影される。そういえば「どこへ行くの?」と聞かれて「ラスベガス」と答えたら発音を直された。「ラス『ヴェ』ガス、ね」って。うるさいなあ。「b」と「v」の発音の差は日本人にはunfamiliarですよ。スーツケースはその後自分でコンベアに運び入れて、ようやくゲートへ。トロントのこのピアソン空港は比較的新しい。誰のデザインかわからないけど見た目もキレイ。ずっといたくなる空港。でも8:30には乗らなくてはいけなく、今回は横3:3の大きめジェットで次の都市、ラスベガスへ向かう。機内では朝食が$7で販売されている。特に目を引いたのがフルーツのあるプレート。だけどメインはチーズときた。チーズをわんさか食べる気分ではないので、飲み物だけにする。今回も窓側をとれたので、トロントを上から眺める。3つ並びの座席は、窓からぼく、インド系女性、ごつい白人男性。飲み物を飲んで眠くなったので寝る。起きると飲み物が無くなっているので隣のインド人女性に聞くと「片付けたよ」という。すまないねえ。お礼を言う。日記を書くためにMacを開けると太陽の光で画面が見えないので窓を閉めて、外の景色とはしばらくお別れ。ラスベガスに到着前に窓を再び開けると光景が違う。雪の散らばるところで、湖は波の模様で固まっていておそらく凍っているのか。ベガス到着直前は本当に荒野。植物っぽいものが見あたらない。まっすぐな道路が地上をわけめを作っているかのよう。そんな中で忽然と現れる都市に驚く。本当はベガスは12日入りの予定だった。10日にトロントへ行き、11日はナイアガラを観光する予定だったが、11日に入ったのも理由がある。この日午後、会社の友人が日本から合流するのだ。ベガスには10:50ごろに到着。ニューヨーク・トロントと時差3時間遅いから、8:30にトロントを出て5時間のフライトでも時間があまりたった気がしないから、得をした感覚になる。午後便で来る友人を空港で待つ。予定だと13:40着なのでそれまでひたすら待つ。ベガスの空港は荷物のピックアップがチェックインカウンターと同じレベルにあり、つまりは誰でも進入できる。しかも入国審査をトロントで受けているから飛行機から降りたらそのまま荷物を受け取ればいい。便利だけど違和感を感じる。空港内にはすでにスロットマシーンがあって夢を賭けているひとが幾人もいた。予定よりも早めに友人到着。英語を話せないのにアメリカン航空で来るから不安だったけれど、なんとか到着してよかった。今回の宿は「ニューヨーク・ニューヨーク」。そういえば初日、JFKで入国審査される際に「ラスベガスではどこに泊まるの?」と聞かれて「ニューヨーク・ニューヨークだよ」と答えると管理官は笑っていたっけ。今回はニューヨークづくしだなあ。ホテルまでは空港からシャトルバスが出ている。乗り合いのバスで、主要なホテルを回ってくれるのだ。片道$6.5、往復$12。ひとまず往復を購入。「ニューヨーク・ニューヨーク」はベガスのホテルを牛耳る2つのグループの1つ、MGMグループが運営していて、外見は摩天楼を凝縮した感じ。自由の女神、ブルックリンブリッジもサイズ縮小型ながらあって、ニューヨークにいるかのよう。チェックインに入ると突然カジノがあって、ここを抜けなければレセプションは無い。12日にはニューヨークで驚かした3人がさらに合流するのであらかじめ「できれば隣の部屋どうしにして」と頼んでおいた。その後、機内で寝れなかったという友人を仮眠させ、ぼくも若干寝る。16:30ごろに起床してベガスの街へ。メインの通りを歩くとすごいひとの数。特に予定は無かったが、シルク・ド・ソレイユの「O(オウ)」を観たいというのでベラッジオホテルへ。DSC00534.JPGチケットを観てみるとバルコニー席でlimited viewingだけれど手ごろな席が空いていたので購入。開演まで時間あったのでベラッジオで軽食を取る。軽食を取る、といっても出てきたのはかなりな量のサンドイッチ。一緒にヨーグルトを買ってしまったが、こちらはまったく手を付けられないくらいの量だった。ヨーグルトはビニール袋に入れて持ち帰る。席のとなりに小学生くらいの子どもを含む親子4人が座った。両親が買いに行っている間に弟のほうに指をほっぺたに向けて、口の中を指が通るネタを見せたら喜んでくれた。そのうちにお姉ちゃんも来て「お姉ちゃんにやって見せてあげて」とお願いするとマネしてくれた。「このひとすごい!」と両親にも話すところから今度はお父さんと会話。どこから来た?ベガスは初めて?うちはカナダから来たよ、などなど。実に話しやすいひとで聞きやすい英語もあってしばらく話してしまう。夕食を食べてからいよいよシルク・ド・ソレイユの「O(オウ)」へ。。DSC00551.JPGバルコニー席なのでエスカレーターで上へ向かう。入場口には粘土で作られた人間の像が置いてあり、実物感がすさまじいので見とれてしまう。席からは全体が見渡せて、さらにステージの水面も眺められる。このシルク・ド・ソレイユは水がテーマ。ステージ上には水が張ってあり、網状の床の高さを調整しながら水を使った技や床での演技を繰り広げていった。内容は実際にみないと伝わらないのでここでは割愛。観る価値あり。ベガスで1・2位を争うほどと言われることに賛同できる。19:30に開演し、21時過ぎに終演。友人と感動もそのままに、衝動的に次にブルーマンを観ることにした。
ブルーマンは現在六本木でもやっている青い男性3人のショウ。ニューヨークのオフブロードウェイから始まり、現在は全世界で30人以上のブルーマンがいるそうだ。ブルーマンのラスベガスバージョンはステージがやたらでかいそう。友人はまだ観たこと無いというので、O(オウ)のベラッジオからブルーマンのベネチアンまで走る。歩道はかなりの混み具合の中、かき分けつつ走って21:40ごろ到着。チケットオフィスはまだ開いていた。並んでいると怪しげに、いかにもダフ屋っぽく、チケットを手に持って近づく男性がいた。「何枚必要?」「今晩のチケットあるよ」という決まり文句だったので適当にあしらっていたが「2枚で$100だ」という。「チケットオフィスにいいチケットがあればあなたのは買わない」と言うと待ってくれた。でもチケット待ちの列に並んでいると横から「どう?」みたいに笑顔を振りまいてくるので「まだだよー」とあしらう。チケットオフィスには結構後ろの席の、しかも1枚当たり$139のものしかなく、おじさんのチケットを見せてもらったら場所は真ん中らへん。値段が「$0」と書かれていたが、どうもツアーチケットか特典のようだ。で、2枚で$100は格安。念のため「あなたを信じているけど、ちょっとオフィスに確認していいか?」と聞き、オフィスのひとも本物と認めたので買うことに決めた。さらに、おじさんの後ろで待っていた従兄弟の女性も信頼できる姿格好だったのが決め手。怪しまれないようにするには、姿格好をきっちりすることだ。22時からのブルーマンになんとか間に合う。ラスベガスのステージは、ニューヨークよりも六本木よりも広い。真ん中に近い席で、座っているとさっきのおじさんの従妹とその娘らしきひとが隣に座る。「いい席をありがとう」という。おじさんはどうしてか、前のほうのポンチョを被る席のチケットをゲットしたそうで「オレは前に行くよ」とジェスチャーしていた。ブルーマンは開演前にステージ左右の文字盤でおもしろネタをやってくれる。観客をこれで引き込みつつ、いよいよ開演。ラスベガス版はニューヨーク版・六本木版とほぼ流れは同じだけど、アレンジが加わっていて、3回目のブルーマンも楽しく観ることができた。ラストはブルーマンが近くにやってきたのでラストの演出でブルーマンに手渡したらジロッと見られたのがとても怖かった。終演後はロビーで撮影。DSC00557.JPGチケットに青い指でスタンプしてもらう。会場外では今回のチケットをわけてくれたおじさんとその従妹、娘さんがいて、「どこから来たの?」「日本ではなにしてるの?」などと会話しつつ、「本当に本当にありがとう」とお礼をいう。ベネチアンのベニス風の屋内を楽しみつつ、徒歩でニューヨーク・ニューヨークへ戻る。途中、24時間営業のスーパーで食糧など買い込む。ベガスは0時を過ぎても通りにひとはたくさんいて、安心して歩ける。ホテルのカジノはまさに今が盛りあがる時間。併設のナイトクラブは列ができるほど盛況だ。そのわきを通り、部屋へ。急激に眠気が襲ってきたが、シャワー浴びつつ、溜まった洗濯をしてきつく絞って部屋に干す。3時ごろ就寝。

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